2007年8月14日〜15日
立山連邦縦走
立山の写真集
「室堂までの道のり」の巻
14日は、5時にN村氏宅へ迎えに行くことになっていた。
そのためには4時30分に起床しなければならない。
前日は、流星群を見たいばかりにセカンドハウスに宿泊。
もしかして起きれないかも知れないので、4時30分にはモーニングコールをしてほしいとN村氏にお願いする。
当日、誰かの声で目が覚める。N村氏の声だ。
えっ?電話じゃないよね?何?どうしたの?
枕元に置いていた携帯電話は圏外となっており、N村氏は何度かかけたが、繋がらないので、しかたなく迎えに来たとのこと。
どっひゃ〜!申し訳ない。スタートする前から大チョンボ。

30分遅れでスタートし、高速道を経由し立山ICから立山駅に到着。
ケーブルカーは8時の便に乗る予定だったが、混んでいて8時50分発を割り当てられる。うわ〜、これも予想外。
時間的トラブルはあったものの、高原バスに乗り継いで10時前に何とか室堂に到着。
室堂では、あまりにも多い人ごみに困惑しながらも、立山の素晴らしい景色に感激。
右端にそびえる浄土山から一ノ越、尾山、大汝山、富士の折立、真砂岳、別山へと2日間で歩くルート全てが間近に確認できる。



室堂〜浄土山」の巻 立山の写真集
室堂をスタートしたのが10時頃。
最初に目指すところは室堂山の展望台。
登山らしい登山は3ヶ月ぶりで、呼吸が乱れる。
左にそびえる浄土山を横目に歩く。
歩道の両脇にはチングルマが、花を咲かせているのもあり、穂になったものもあり、
その都度立ち止まって撮影(疲れるので撮影を理由に休んでいる)。
何度か休憩し、ようやく室堂山の展望台に到達。ちょうど11時頃。
ガスがかかり出し風も少々吹き始め寒くなる。
それにしても人が多い。軽リュックの姿がほとんどなので、それほど遠くまでは行かないであろうが、
浄土山に登っている人の量を見ると、半端ではない。
すっかり汗が引き寒くなったのでそろそろ歩き出す。
次に目指すところは浄土山だ。

いきなり急勾配で、かすかに頭痛を感じる。
軽い高山病か?寝不足も祟っているのだろう。
とりあえずそれほど問題にならないので前へ進む。

この日初の山頂らしい山頂である。12時頃到達。
ガスで景色は見えない。
立派な軍人霊碑が建てられていたので参拝してザックを降ろす。
浄土山〜一ノ越」の巻 立山の写真集

浄土山を越え暫らく歩いていると、途中で雷鳥に遭遇。
晴れた日は姿を現さないはずなので、あまり合いたくなかったが、天気はこれ以上は絶対に悪くならないと思い込み、
とりあえず雷鳥の動きに夢中になる。
雷鳥と出合った付近には、多分タテヤマリンドウであろうと思われる花がたくさん咲いている。
尾瀬でしか見たことの無いタテヤマリンドウなので、本場のタテヤマリンドウは尾瀬の半分にも満たないほどの大きさであった。

竜王岳の富山大学研究所を横目に、ここでは歩を止めずに歩く。
その直後、またまた雷鳥とご対面。
今度はすごく至近距離に迫ることができた。なんと1mまで近づいた。
雷鳥は、土にうずくまり、土を一生懸命つついている。何をしたいのかは理解できず、しばらくじっと眺めていた。
尾山との鞍部にある一ノ越に到着したのが13時15分頃。ここもまたすごい人。
トイレの付近で休憩する。
いきなり日差しが強くなり、休んでいても背中が暑い。
当初の計画では、尾山神社で昼食という予定だったが、待ちきれずここで軽い昼食にする。

すぐそばの急勾配には、
たくさんのハイカーが登っている。
一ノ越で30分ほど休んだか?私達もその勾配を歩きだす。



一の越〜尾山」の巻 立山の写真集

さすがに足が思うように前へ出ない。
標高が高いせいであろうが、軽く休憩をしながら確実に前へ進む。
途中、アベックの女の子が、岩にしがみついてべそをかいているようだ。
声を掛けると、怖くて前にも後ろにも行けないらしい。
色々と話しをするが、彼氏がなんとか解決すると判断し、その場を離れる。
それでも不安を感じ、
すれ違う下山者に声をかけ、この下に動けない女の子が居ることを伝え、
最悪、山小屋に救助を要請してほしいことを伝える。

いつの間にか呼吸も馴染み、登山モードに。
尾山山頂に到着したのがちょうど15時。
神社にビールやみやげ物も売られており、ここで乾杯。
さすがに人ごみはなくなった。
ガスがあたりを覆い景色も見えない。

長時間の休憩をとり、次に目指すのは大汝山と富士の折立。
尾山〜大汝山」の巻 立山の写真集

とりあえず大汝の山頂に手を当てたのが16時。少し下の休憩所にて休む。
休憩所の主人と会話をし、
ここから本日宿泊予定の内蔵助山荘まで約1時間はかかるとのことで、
山荘に遅れるという電話を入れる(たまたま携帯電話が圏内だった)。
ここで携帯電話の通話を切った後、電池切れの表示で強制終了。ここから先は一切の撮影はできない。残念無念。
後ろに、家族連れの声が聞こえ、その方達も内蔵助山荘を目指しているとわかり、ちょっとだけホッとする。
家族連れが到着する前に私たちは休憩所を出発する。
大汝山〜内蔵助山荘」の巻 立山の写真集

富士の折立は、山頂付近に、山頂へ行く道と山頂の脇を通過する道があったので、
山頂立ち寄りは諦め、次の真砂岳へと向かう(10分くらいは節約になろう。
気温も低くなり寒さを感じたので、途中で上着を着る。
真砂岳では内蔵助山荘のスタッフに声を掛けられ、
家族連れの方はいませんでしたか?と聞かれる。
後ろに歩いていることを伝え、あと15分ほどで山荘に到着できると聞く。
山荘の庭で、何名かのスタッフ達が私たちを出迎えてくれた。{お疲れ様です」。とても和む。
携帯電話が電池切れしたので、到着時間が記録されていないが、恐らく17時15分くらいであったと思う。

チェックインしてすぐにビールを購入し、庭で乾杯。
明日目指す予定の別山はなんとか山頂が見えるが、その先の剣岳はガスで見えない。
ビールを飲み終えた頃、タイミングよく夕食の声がかかり食堂へ。
先に到着した登山者は夕食が済んだと見え、私達と最後に来た家族連れだけで食事をとった。

夕食後に外に出てコーヒーを沸かし、のんびりと景色を楽しむ。
剣岳は一瞬だけ頭が見えた。

20時頃には就寝。


内蔵助山荘〜別山」の巻
翌朝4時30分頃に目が覚め、ご来光を待つ。
あたりは雲海でとてもきれいだ。あちこちの山々もきれいに見える。
これがあるから山は辞められない。
5時過ぎ頃ご来光が姿を現す。涙が出るほど見事であった。

山荘の朝食は、ご来光が済んだ後というから、季節によって朝食時間が変化するようである。

出発準備ができたので、当初予定より早めに宿を出発し、別山へ向かう(6時30分頃)。

7時20分頃、別山の山頂は早朝らしくすごく景色が良い。
北峰に移動すると剣岳が目の前にそびえる。
N村氏の双眼鏡を借りて剣の山頂を見ると、すでに登山者が何人もいることが確認できる。
南峰に戻り、N村氏が持っていた1本の缶ビールを半分に分けて飲む。
すぐそばに残雪があり、雪で冷やしてビールを飲んだ。冷たくてとても美味しい。
朝からビールがうまい!

あとはほとんど下り。


別山〜雷鳥沢」の巻

8時40分過ぎ頃、剣御前山荘に到着するが、トイレにて用足しをし、タバコで一服し、すぐに下山を続ける。
雷鳥沢のキャンプ場に到着したのがちょうど10時。ここでコーヒーを沸かし、のんびりと休憩。
機能から歩いて来たルートを見上げる。天気がよくガスもなくはっきりと山々が見える。



雷鳥沢〜室堂」の巻
地獄谷の前後は最後の登り勾配である。ミクリガ池を経由して11時10分頃に室堂へゴールイン。
ここでまた乾杯。


再び2日間かけて歩いた山を見上げる。
室堂から撮影すると、1枚の写真には収まらず4枚に分けて撮影。
よく歩いたものだ。

さすがに標高の高いところだけあり、初めから最後まで石ころの上を歩いた。
一ノ越から尾山へ向かう途中あたりは、
あれほどの大勢が歩いていて、石ころが転がって人の頭に直撃するという事故がないのかと不思議に思った。

それに、感激したのは景色だけではない。
チングルマやウサギギク、ミツガシワなどの花が咲き乱れ、
期待していなかった雷鳥が2度も姿を見せてくれたことだ。
こればかりは、初日午後のガスに覆われた気象のお陰かと思う。
2日目はさすがに出会う事はなかった。

内蔵助山荘の優しいスタッフに感動。
また、複数の山頂の中で最も感動したのが、2日目に到達した別山であった。
きれいに晴れわたったのも助け、すぐ傍には剣岳がそびえる。
今度は是非、「剣岳」を体験したい。
ヘルメットとピッケルを持参して・・・。

地獄谷から室堂へ向かうあたりから人ごみであった。

立山の写真集

見ないで戻る


メール
トップページ